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夏だけでない、秋も熱中症対策! 門真老健ひかり
2024-09-13
高齢者の健康管理について
熱中症
夏は熱中症で命を落としたり救急搬送された人が9月2日~8日までの1週間に全国で3075人でした。
前の週の2237人から800人ほど増え、このうち2人が死亡し47人が重傷です。
年齢別では65歳以上の高齢者が最も多く53.1%、発生場所は住宅の中が29.1%で最多。9月も猛暑日が続くので注意が必要です。
特に高齢者や脳血管障害の後遺症の方は体温調節がしにくい為暑さを感じにくく、室内でも熱中症になりやすい傾向にあります。
軽度の熱中症はめまい、顔のほてり、頭痛、汗をたくさん書く、体のだるさ、吐き気などが症状として見られる場合がほとんどです。
このような症状が見られたら、水分補給や室温調整で対応しましょう。
ポイント
- こまめな水分補給
水分不足だと熱中症を引き起こすだけではなく、血液が濃厚になり血栓を起こしやすくなります。
脳梗塞や心筋梗塞の病気につながります。
- 適度な運動
散歩など軽めの運動から始めてみてはいかがでしょうか?
- 睡眠
人は睡眠中に疲労を回復するので良質な睡眠をとりましょう。
入浴時湯船につかるのも睡眠を促す効果があります。
就寝時間の1時間前くらいに40度前後の湯船に10分くらいつかるのが良いと言われています。
- しっかりと栄養を取ること
暑いと食欲が減退し、さっぱりとした食事に偏ることが多いですが、それでは栄養不足の恐れがあるので
バランスを意識した食事をとることが何よりも優先です。
- 室温の管理
熱中症対策として一般的に推奨されている室温は28℃以下。
湿度が75%を超えると熱中症のリスクが高まるので、天気予報などで熱中症アラートの警告には十分に注意が必要です。
冷房が苦手な人はドライにするなどして不快感は軽減されるでしょう。
気づきにくい高齢者の夏バテ
- からだが重い
- 眠れない
- 肩こり
- 頭痛
症状はそれぞれちがいますが
高齢者の場合、基礎体力や免疫機能が低下しているため、自己治癒力が弱っています。
また高齢になるにつれて暑さやのどの渇きを感じにくくなることから、夏バテのサインを見逃さないようにしましょう。
老健 看護部