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お花見に行こう
2025-04-13
お花見の歴史と由来
お花見といえば桜を想像しますが、奈良時代は遣唐使によって中国から伝来した梅が鑑賞されていました。
お花見=桜に代わったのは、遣唐使が廃止された平安時代のことでした。
812年に嵯峨天皇が桜を気に入って、天皇の為の庭園である神泉苑で「花宴の節」を催されたとの記録が、桜のお花見としては一番最初とされています。
鎌倉時代以降は京都の神社仏閣や山々にも桜が植えられ始め、日本に桜が浸透していきました。
農民たちのお花見
農民の間では古くから、春に農作業を始める前に山に入って豊作を祈願する「春山入り」や「春山行き」と呼ばれる風習がありました。
その風習は桜の木の下で、農民たちが重箱に詰めて持ち寄ったご馳走や酒と共に宴を催して、田の神様に豊作を祈願するものでした。
古来から桜は「サ(田の神)」の「クラ(座)」とされ、神が山から下りてくると桜が咲き誇ると信じられていたのです。
お花見団子の由来
三色団子は豊臣秀吉が開催した「醍醐の花見」で全国各地から甘味を集めて皆にふるまったのが始まりとされています。
三色団子のピンク、白、緑にはそれぞれ意味があり、季節を表しています。
ピンクは桜の色で春、白は雪の色で冬、緑はヨモギの色で夏を表現していて、秋を意味する色がないため「飽きがこない」とし、団子屋さんからも好評でした。
簡単にですが今回はお花見についてまとめてみました。
もうすぐ桜の季節は終わってしまいますが、移り行く季節を楽しみたいと思います。
